皆さんは、生成AIを活用していますか?
個人的に活用している生成AIは、「Notion AI」ともう一つ、今回ご紹介する「Statista Research AI」です。これはヤバい。絶対手放せない。

Stasita Research AIは、グローバルデータプラットフォームを運営するStatistaが立ち上げた生成AIです。
何か質問をすると、企業、各国政府や自治体、調査期間が持つデータを検索し、すぐに活用できるサマリーを、しかも引用ソースとなるデータへのリンク付きで生成してくれる仕組み。
グローバルデータにあたるので、生成される情報は必ずデータに基づいています。英語のWebサイトですが、日本語で質問をすると、きちんと日本語で返してくれます。しかもソースとなるデータの言語は問いません。
例えば、「中国でのiPhoneの売上は?」という質問を日本語でしてみます。すると、

- 2019年の第4四半期の売上高 132億ドル
- 2017年のiPhoneの使用台数 2億2,800万台
- 2023年の中国でのシェア 17.3%
というサマリーと共に、次のような文章が出力されます。
iPhoneの中国での売上は、過去数年間で変動が大きかったようです。
2014年3月から5月の間、iPhoneは中国のスマートフォン販売の14.7%を占めるにすぎませんでした。
一方、2015年にはiPhoneの中国での販売台数が最高の5,838万台に達しました。しかし、2016年には4,486万台と前年比で23%減少しました。
2017年には中国で2億2,800万台のiPhoneが使用されており、米国の1億2,000万台を上回っていました。しかし、2019年の第4四半期には、中国市場での売上高が前年同期比で27%減少し、132億ドルにとどまりました。
最近では、2023年に中国でのシェアが17.3%と過去最高を記録する一方、2024年第1四半期の出荷台数は前年同期比で24%減の1,000万台にとどまりました。一部の地方政府がiPhoneの公用利用を制限したことが影響したとされています。
このように、iPhoneの中国での売上は、国内ブランドとの競争や経済状況の変化などにより、大きな変動を示してきました。
これらに対して、6つのデータソースが示され、その数字と分析の根拠も一目でわかる仕組みです。
しかも、データの検索とサマライズにかかる時間はたったの14秒。検索して1つ目のデータにあたるぐらいの時間で、6つのデータを見つけてサマライズするところまで終わってしまうのです。
何か疑問を持った時に調べたり、論拠としてそのまま採用したり、データを発見する用途としても、非常に優秀なStatista Research AI。
iU 情報経営イノベーション専門職大学の学生は、キャンパスのサイトライセンスを持っているため、iUのメールアドレスでアカウントを作ることで、無料で利用できます。
絶対使うべきAIとして、激推ししています。

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