ついに、2024年8月6日発売『最強!Appleフレームワーク:ジョブズを失っても、成長し続ける堅実・最高モデル』松村太郎・徳本昌大(時事通信社)の見本刷りが出来上がりました。
また、7月24日の5限・6限、この書籍を徳本さんと生み出すきっかけになったiU(情報経営イノベーション専門職大学)の授業「ビジネスフィールドリサーチ」の最終回を、徳本さんと松村のクラス、そして松村ゼミと合同で行いました。
書籍の概要に加えて、時事通信出版局で本書の編集を担当してくださった天野里美さんが聞き手となった著者インタビュー、さらに書籍の中に登場するフレームワークを題材に、グループワークを実施しました。
著者インタビューの内容は、後日、jiji.comの記事として掲載される予定です。
iPadでのワークフローから紙の本になった
これまで、iPadのUlyssesというMarkdownエディタで原稿を書き、同じくiPadのPaperというスケッチアプリで図版を描いて、PDFで何十回も読み返しながらiPadで赤入れをし……。
すべての工程がデジタル、というかiPad Proの上で進行してきた書籍作りも、いよいよ、ついに、なんと!紙の本として印刷されてきました。刷り上がったばかりの本を開くと、まだ乾き切っていないインクの香りが漂ってきます。
第一印象は、表紙のデザインはデジタルで見た通りで、質感が加わることで、グッと引き込まれるような印象を覚えます。じっと本と睨めっこしていると、ぐんぐん引き込まれていくような感覚。
今回のブックデザインは、数々のベストセラー書籍をデザインしてきたOKIKATAの山之口正和さん、永井里実さん、齋藤友貴さんにご担当頂きました。素敵なデザインをありがとうございます。
現在のiPhoneのポジショニングマップを描いてみよう
今回のAppleフレームワーク本は、読んでビジネスフレームワークを理解するだけでなく、実際に自分で描いてみて、使ってみて身につけるところまでを目指しています。
実際に大学の授業でも使う予定ですし、高校の出張授業やさまざまな講演などの場でも、そして書籍自体も、実際に手を動かして身につけてもらって、使いこなしてもらうきっかけになれればと思っています。
そこで、今回の特別講義でも、後半は学生の皆さんにグループになってもらい、現在のiPhoneと競合製品のポジショニングマップを描いてもらいました。
iPhoneとスマートフォンの評価軸を何にするのか?というところからして、各グループの議論の個性ができて、非常に面白かったです。
例えば、カスタマイズ性を軸にとったグループがいて、Android搭載の競合製品のカスタマイズ性がiPhoneを凌駕していると評価していました。
しかしiOS 18になると、iPhoneでもホーム画面やコントロールセンターのカスタマイズの自由度が増し、2024年にAppleはソフトウェアで、競合優位性の一つを打ち消す戦略をとったことが明らかになります。
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特別授業の写真:佐藤集 @A_Sato_iu
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