【#iU #ちょもろー24】 #マツムラボ で「iTouch Platform」を出展

Lab
Lab
Sponsor Link

マツムラボでは、ICカード・NFCとスマートフォンで、多彩なアプリケーション実装を実現するプラットフォームを展示しています!

2024年10月12日・13日に、東京ポートシティ竹芝で開催中のイベント「ちょっと先のおもしろい未来」内で展開しているiU 情報経営イノベーション専門職大学の研究発表イベント「iUtopia」に、iU 松村太郎研究室「#マツムラボ」が出展しています。

今回は、ICカードによる会員登録・認証と、学習・活動履歴を記録・蓄積するプラットフォーム、「iTouch Platform」の展示とデモを行っています。

デモでは、iUの学生証や、Suica/PASMOなどの交通系ICカードを用いて、各ブースのiPhoneにタッチして回るスタンプラリーを実装しました。

実装は村田梧(iU大学4年生 / LinkedIn)、協力 #マツムラボ メンバーにより、開発されました。

ちょもろー24 iUtopia スタンプラリー powered by iTouch Platform

お手元にあるSuica/PASMO、あるいはiU学生証を用いた、学習歴記録システムを構築しました。記録用にはiPhoneのNFC機能を活用し、誰でもが持っている端末と、誰もが持っているカードを用いた、汎用性の高いシステムとなっています。

参加者は、

  1. マツムラボ ブースで参加登録し、iPhone/Androidのウォレットに「iUtopia 2024カード」を追加
  2. 会場内にスタンプが設置してある6つのブースの展示を見て、担当者が持つiPhoneにタッチ(赤いバナーが目印)
  3. 5つのチェックポイントを回って、スタンプをコンプリートしよう!
  4. マツムラボ ブースで記念品をゲット!

という体験ができます。

iTouch Platform

iTouch Platformは、iPhoneをカードリーダーと、スタンプ処理をするクラウドサーバで構成されています。iPhoneのリーダーはアプリとして提供しています。

各ブースに配置してあるのは、Felicaを搭載しているiPhoneで、今回はiPhone 7も含まれています。iPhoneには各ブースの番号が割り振られており、交通系ICカードのタッチで、スタンプが押されます。

iPhoneにICカードがタッチされると、これをクラウドに蓄積し、参加者が自分のスマホに登録したApple WalletあるいはGoogle Wallet上のスタンプカードを更新します。

実装面でのチャレンジ

実装面でのチャレンジは2点。

1つは、学生証と交通系ICという、2種類ICカードを1つのシステムで認識する点。この認識をするために、Felicaの仕様の調査を行い、識別できるようにする必要がありました。

2つ目は、iPhone(iOS)とAndroidのウォレットの仕様の違いです。

iOSは、SwiftのコードからCoreNFCとPassKitを実装するだけで、ユーザーのApple Wallet内にスタンプカードを取り込むことができました。

しかしAndroidでGoogle Walletにスタンプカードを取り込めるようにするには、Googleの認証がなければAPIが利用できないため、実装のために、Google Wallet Support Teamとの20通にも及ぶ英語でのコミュニケーションが必要でした。

今回の実装のポイント

今回、スタンプラリーとして実装しましたが、ポイントは

  • 誰もが持っている交通系ICカードをスタンプカードとして活用できる
  • iPhoneがさえあれば、スタンプの拠点を、アプリを入れてログインするだけで増やすことができる
    (※現場で急遽、1か所スタンプを追加しました)
  • ブースの人気度合いなどのアナリティクスを確認することができる
  • スタンプの進捗によって、ウォレットの表示内容が更新される
    ※Apple Walletの場合、パスの中で回ったブースト回っていないブースがリストアップされる

となります。

一方、実際にデモを行ってみて、iPhone/AndroidのOSの違いやウォレットの挙動、Felicaカードの仕様(複数のICが入っているカードがうまく動作しない)、ユーザーのWalletアプリに対する興味理解の低さなどの課題が見つかりました。

今後の展開

今回のiTouch Platformは、iU 2.0による新カリキュラムで導入される「マイクロ単位」の実装に向けた取り組みの一つとして考えられてきました。

実学、フィールドでの学びを大切にするiUにおいて、マイクロ単位をはじめとする、通常の授業という制約にとらわれない学びや活動を評価・蓄積する仕組みが求められています。

今回開発したiTouch Platformは、そうした自由な学びを記録し、学生一人ひとりの学習歴を持って評価するシステムとして、iUらしい学び方を支えるインフラとなることを目指します。

また、今回のスタンプラリーの他に、例えばラジオ体操のスタンプカードや、ボランティア活動の参加記録(冒険者ギルドのカード見たいなもの)にも活用していくことができます。

マツムラボの紹介

2024年後期のiU #マツムラボ では、『MID: Media Innovation Design』プロジェクトとして開講しています。

デジタル普及、モバイル活用、AIがある日常へ、様々なトランスフォーメーションが起きる現代における、メディアについて研究・実践するプロジェクトです。

最新のテクノロジー、ガジェット、表現手法、コンテンツ制作手法を学びながら、学生個人・ゼミ・プロジェクトとして、情報発信の実践を行い、メディアにおけるイノベーションを作り出していきます。

学べること・身につけるべきことは、「言語化」「コンテンツ化」「メディア化」の技法と実践です。また、連携企業とのプロジェクトへの積極的な連携、制作にも携わります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました