ポータブル電源のAnker Power House II 400と、ポータブル冷蔵庫F40C4TMP 18Lを積み込んで、山梨・上野原のいちやまマートに買い物へ。
別々に使っていたこの2つのガジェットは、最終的には11時間もの長時間、食品を0℃近辺で維持することができるを組み合わせになりました。
なお、いちやまマートへの買い物ドライブについては、こちらの記事をご参照ください。
ポータブル電源の備え、ありますか?
梅雨明けして、今年も35℃越えの最高気温が続く夏本番。そして7月20日は大規模な雷雨が発生し、雷と激しい雨に見舞われた夜でした。
アーカイブでも出てくるかもしれませんが、THE LINTARO SHOWの収録の際、リンクマンのスタジオが瞬停(瞬間的に起きる停電)でルーターが落ちてしまうトラブルにも見舞われました。
備えあれば憂いなし、ルーターだけでも、ポータブル電源を挟んで電源供給をして、瞬断しないようにしておけばよかったかもしれません。そのほかのデバイスは、ノートPCやカメラなど含め、基本的にバッテリー内蔵のものばかりですので。
充電して家に置いておくだけでも十分に災害で停電になった際の備えになるポータブル電源ですが、瞬間的な停電ではなく、もう少し復旧に時間が掛かる場合は、通信手段の確保などに役立てることができます。
手頃でちょうど良い、Anker 400Wh級ポタ電
Anker Power House II 400は、名前の通り、400Wh級(389Wh、約108,000mAh)のポータブル電源です。出力は300Wなので、ホットプレートで焼肉、というわけにはいきません。
Amazonでの価格は税込52,000円。ポータブル電源の価格感は自分も含めていまいちピンとこないのですが、平均的な価格感、といったところでしょうか。
デザインはちょっとレトロ。言うなれば、ひと昔前、といっても30年ぐらい前ですが、CDラジカセ(死語)のようなスタイルで、固定されている取手はしっかりとグリップできる安心感。
ここにACコンセント、USB-C 1つ、USB-A 3つ、付属の充電器で充電できる65WのDC-IN、そしてクルマについてるシガーソケットと、液晶画面が付いています。さらに、背面にアンビエントライト、側面にビームライトを備えており、停電の夜の灯りを単体で取ることができます。
充電は、前述の付属アダプタ65Wでの充電に加えて、USB-C PDでも60Wで充電できます。両方同時に充電も可能で、その場合は最大125Wでの充電ができます。
USB-Cポートが1つ、USB-Aポートが3つ、というのは、ちょっと現状にそぐわないなあ、と思います。というのも、すでにUSB-Cポートのデバイスだらけになっていて、USB-A – USB-Cのケーブルを用意しなければならないというのは少し残念。
AC電源から充電器をつなげば、USB-Cポートを増やせますが、直流の電気を交流に変えて、また直流に戻すというのが許せない…。
ポータブル冷蔵庫と一緒に積み込む
さて、続いてはポータブル冷蔵庫。こちらは特にこだわりがなく、付属ケーブルが車のシガーソケットと、家のAC電源があるものであれば汎用性が高いのではないか、と思います。
ということで、F40C4TEMPの18L冷蔵庫をとりあえず。
これをクルマのトランクに積み込み、シガーソケットを接続して冷却開始。冷やし始めた時は50Wほどの電力を消費しましたが、庫内が0℃になると、あとは35W以下で推移し保温状態になります。
前述のAnker Power House II 400との組み合わせだと、35Wでも10時間程度の持続時間になります。
炎天下の車のトランク、ということで中の温度も気になりましたが、1時間のドライブと、1時間半の駐車(いちやまマートでの買い物中)でも、暑くなっていませんでした。
Teslaのシガーソケットで運用してもOK
通常のクルマだと、夏場にシガーソケットから電力を取って、というのは若干気が引けるところです。バッテリーが上がってしまうとそもそもクルマが動かなくなってしまうので、自分もガソリンやディーゼルのクルマに乗っていたときは、電気取るのは嫌だなあ、と思っていました。
一方、Teslaは、超巨大なバッテリーを積んでいて、センターディスプレイにバッテリー残量が常に表示されているので、マネジメントしやすく、シガーソケットから電源を取って冷蔵庫を冷やす、というのもあまりストレスがありません。
ただ、セダンタイプのModel 3の場合、シガーソケットはクルマのグローブボックス内。手持ちのケーブルだと、トランクまでちょっと届かない感じでした。Model Yだと、トランクルームにも12V低電圧ソケットがあるので、そこからポータブル冷蔵庫の電源が取れるのですが…。
巨大そうに見えるポータブル電源も、18Lと小さめの冷蔵庫と比べても、より小さいので、奥行きが深いTesla Model 3のトランクルームでは全く問題なく収納できていました。
夏場の食品を持っての移動に安心を
ということで、ポータブル電源とポータブル冷蔵庫を組み合わせて、夏場の食料保存をしながらの移動を早速導入してみるレポートでした。
やはり夏場、ただでさえも気温が高い中で、クルマの車内の気温も非常に高くなります。食品を運ぶ際際に気を遣わなければならない季節。いざという時のためのポータブル電源ではありますが、夏場の食品は、割と「いざ」という時に該当しているようにも思います。
出先でも冷やし続けられる冷蔵庫、かなりおすすめですのでぜひ試してみてください。
コメント