1期生が起こした会社に2期生が正社員として就職したキセキ – #iU大学 第2回卒業式

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2025年3月21日、東京都墨田区のiU大学(情報経営イノベーション専門職大学)は、同区内の曳舟文化センターのホールで、2回目となる卒業証書授与式を行いました。

卒業式も、その後の謝恩会も、企画・運営は卒業生たち。彼らにとっての日常だった同期との「プロジェクト」を共にする、最後のチャンスとばかりに、進んで取り組むのも、iU大学らしい風景だと思いました。

中村伊知哉学長は、ウクレレを取り出し、iUの理念を謳った効果を演奏する、1分20秒の祝辞。

その後、阿部川久広学部長の祝辞では、「逃げろ」という経験談と、「逃げるな」という信念の話が印象的でした。

アンジェラ・ダックワース著「やり抜く力 GRIT」(ダイヤモンド社)の第7章を引用し、遊び心(Playful)からやり抜く力を養い、楽しさとハードワークの両立ができるだけの経験を、iU大学でしてきたことを説きました。

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進路のキセキ

iU大学はできて5年目の大学。昨年、今年と、学生数に対する「起業率」で2年連続日本一を獲得するなど、「起業」という形でのイノベーター育成は一定の成果を出してきました。

ただ、その後どう、作った会社を成長させていくか、という部分はこれからだと思っています。そうした中で、エポックメイキングなことが来ました。

マツムラゼミの1期生が起業した会社「推しメーター」に、同じくマツムラゼミの2期生が、「正社員第1号」として働き始めるのだそうです。

株式会社推しメーター
株式会社推しメーター公式サイト。サービスや最新情報についてお知らせしていきます。

スタートアップが社員1人目を雇うということ

スタートアップ企業が正社員を雇い入れるには、それ相応以上の覚悟が要ります。

そもそも、毎月売り上げを立てて、給料を払い続けるサイクルに入らなければならないという、勤めている人にとって当たり前のことも、経営者にとっては大きな決断となります。

創業チーム以外が入り始めるという点で、カルチャー作りにも取り組まなければならないし、それらをどうコミュニケーションしていくのか、経営者が考えるべきことはたくさんあります。

さらに人材不足の中、ミスマッチを起こさないスキルの持ち主かつ、前述のようなカルチャーとコミュニケーションがマッチしている人……。針の穴を通すような難しいことなのです。

同じ大学出身、同じゼミの出身ということで、カルチャーとコミュニケーションはある程度クリアしている可能性が高く、スタートアップに努めることにもストレスがない。

なんだったら、自分の事業を持って、スタートアップの正社員になるぐらいの勢いなわけで、その点は非常にうまくいったのではないか、と思います。

引き続き、iUで研究もしてくれる

そんな1期生で推しメーターの社長、福島さんと、2期生で4月1日から推しメーターの社員1号となる村田さんは、それぞれ、ポップカルチャーに関連すること、そして決済DXに関連することで、引き続きiUマツムラゼミでの研究を続けてくれるそうです。

彼らの活躍を祈りつつ、研究をより充実させ、「iUらしい」キャリアプランを実践していけると良いな、と思っております。

そして、本日、2025年4月1日は、iU大学で6回目の入学式。新たな新入生の皆さんを迎えられることを楽しみにしています。

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