いまから恐怖……「Messengerのデスクトップアプリ終了」で予想される、生産性の大幅低下 — 相手がMessengerを選ぶ現実と、私の小さな憂鬱

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MetaがMessengerのMac/Windows向けデスクトップアプリの提供を終了すると宣告し、その日があと1ヶ月ちょっとに迫っています。

なお、デスクトップアプリ終了後は、Webでの利用が前提になると案内されています。

私も仕事の連絡の一部をMessengerで受け取っています。これまではデスクトップアプリで通知から返信まで完結していましたが、これからはiPhoneで通知を受け、Mac/Windowsではブラウザを開いて返信するという二度手間が発生しそうです。

「Messengerで仕事をするべきではない」というご意見には私も同意します。ただ、相手がMessengerで送ってくる現実は、すぐには変えられないわけで、今から、かなり憂鬱を感じています。

今回は、そんな話。

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何が起きるのか?

Messengerのデスクトップアプリ(macOS/Windows)が終了し、以後はWeb版(Facebookサイト/Messenger.com、m.me)への誘導が基本になると理解しています。アプリの提供終了は段階的で、それぞれのOSで案内の時期や表記が異なる場合があります。

どこがつらいのか(私のユースケースの場合)

まずワンストップが崩れます。

これまでは「通知 → 即返信 → ファイル添付」までデスクトップ上で完結できました。しかしデスクトップアプリがなくなってしまい、今後はモバイル通知とデスクトップ返信の分断が起きやすくなります。

つぎに、集中のコストが増えます。

自分はウェブブラウザのタブを開きまくる使い方をしておらず、何かのタブを開きっぱなしにしている習慣がありません。そのため、ウェブブラウザのなかにMessengerが逃げ込んでしまうと、Messengerへの即レスが難しくなります。

Messengerが使われる日本の現実

また、ここには“正論”と“現実”のギャップがあります。確かに、「Messengerで仕事は避けるべき」という指摘は妥当だと感じます。しかし連絡手段は相手が決めることも多く、短期的にはこちらだけで替えづらいのが実情です。

実際日本で、組織の異なる人同士で何かプロジェクトをする際に、必ず相手が対応できるメッセージツールというと、Facebook Messengerが筆頭に上がります。

LINEの方が普及率は高いと思いますが、どちらかというとよりプライベートなやり取りに選ばれているツールで、ここに仕事の話をまぜたくない、という事情も、理解できます。

Facebookでビジネス上のつながりを作り、Messengerでやり取りをし、組織横断の仕事に取り組む。この方法は、批判があるとしても、そこにある現実として受け入れるべき部分があります。

そもそも、なんでFacebookはMessengerのデスクトップアプリを辞める?

今回のつらさは、プラットフォーム側の判断で体験が変わるのに、私たちの連絡網はすぐには移行できない、という点にあるように思います。

企業にはサービスをやめる自由があり、ユーザー側には継続を選びにくい現実があります。だからこそ、単一の商用メッセージングに依存するリスクが浮き彫りになります。

ただ、そもそもなぜ、FacebookはMessengerのデスクトップアプリを辞めるのでしょうか。

分かりやすい話として、開発コストの最適化があります。現状、主要なところで行けば、Android、iPhone(iPad)、Windows、そしてMacという4つのプラットフォーム向けにアプリを開発しています。

このうち、WindowsとMacでMessengerアプリを使っているユーザーが少なく、開発効率を割くに値しない、辞めても影響が小さい、という判断が合ったのではないか、と考えられます。

そもそも、最近のデスクトップアプリは、ウェブサイトをアプリ内で表示する方式、いわゆる「Webラッパー」で作られることが多く、Messengerアプリもこの方式になっていたことから、実質的にブラウザでのアクセスと変わらない、と判断されたのではないでしょうか。

明日から回すための“最低限の対処”

Web版を“アプリ化”して段差を減らします

Chromeの場合:
… > キャスト、保存、共有 > ページをアプリとしてインストールで、専用ウィンドウ化してDock/タスクバーに常駐させます。表記はバージョンにより異なります。

Microsoft Edgeの場合:
… > アプリ > このサイトをアプリとしてインストール から、タスクバーやスタートにピン留めできます。

デスクトップ通知を確実に出します

  • 使用ブラウザでサイト通知を「許可」に設定します(Chromeなら「設定 > プライバシーとセキュリティ > サイトの設定 > 通知」)。
  • macOSは「システム設定 > 通知」で、使っているブラウザ(Chrome/Edge/Safari)の通知を許可します。
  • Safariご利用時は「Safari > 設定 > Webサイト > 通知」でMessengerの通知を許可します。

集中モードの例外に登録します

  • macOSの「集中モード」で、業務時間中はブラウザを「許可するApp」に加えておくと見落としが減ります。

Facebookページ運用の方の暫定策です

  • 個人アカウント宛のMessengerはメール転送ができません。ただしFacebookページ宛てのメッセージであれば、外部連携(例:Zapier)で新着通知をメールに飛ばす構成がとれる場合があります。

無料サービスだから仕方ない、けれども

今回のMetaの判断は、企業の合理化ではあるが、残念ながらユーザー中心の判断ではない、という印象を持っています。もっとも、Messenger利用に、金銭的な支払いをしていないから、ユーザーとして言う義理もないのですが。

「便利さの担保は必ずしも自分の手の内にない」ことを静かに思い出させる出来事だと感じています。

そもそも私自身、Messengerを仕事の主軸にしたいわけではありません。大学・個人ともに、有料のSlackを持っていて、Slackコネクトで外部とのプロジェクト向けのチャンネルを作れるようになっています。

ただ、相手がMessengerを選ぶ以上、いま回すための最小の手当てと、将来に向けた依存度を下げる工夫を、同時に進めていきたいと思います。

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