2024年3月17日、iU 情報経営イノベーション専門職大学の一期生卒業式が、すみだトリフォニーホールで行われました。卒業式まるごと、一期生自らの手で企画、運営され、iU最後のプロジェクトを楽しんでいた様子が「らしさ」を発揮していました。
写真とダイジェストで。
学長の挨拶はウクレレで演奏する、少年ナイフ制作の校歌「Let’s Go iU」(56秒)。
「学長、あれだけ?」という台詞からスタートした、阿部川久広教授によるスピーチは、じんと心に来るものがありました。広告会社、Apple、Disney、スタートアップとバイアウト、ITmedia、そしてiU。音楽やアートのパワーを感じながら、逆境なんてはねのけろ、というメッセージとともに流された、Think Different。
卒業生プレゼンは、松村ゼミのゼミ生で、在学中に「推しメーター」を創業した福島翔和。イノベーションが組み合わせから生まれるという、「妄想学」でも繰り返し強調しているテーマを含めてくれていて、とてもうれしかったです。
そして卒業ソング制作はアイドルグループ「アイオケ」さんと卒業生による共同制作で、壇上でも卒業生のバンドとの演奏で披露されました。
キャンパスが完成する前からiUに興味を持って、入学早々パンデミックでオンライン授業を余儀なくされ、波乱に満ちた1期生の大学生活。
しかしその中でも、10社を超える起業、墨田区の地域に貢献する数々の活動、いわゆる「高偏差値」大学に匹敵する高いコンピテンシー(実行力、行動力)と、誇らしい数々の結果を残してきた、たくましいチームです。
自分が大学生の頃に学びたかったことを、なんとしても伝えたい、という気持ちがある一方で、あまり押しつけすぎるのもよくないという思いも交錯し、なかなか大学の教員というのは難しいな、と悩みながらの4年間でもありました。
2020年から、B組でビジネスプラン作りの看板授業「イノベーションプロジェクト」を担当し、またビジネスフレームワークを学ぶ「ビジネスフィールドリサーチ」、そして先日最終発表会を配信したゼミを通じて、微力ながら皆さんを支えてこられたことを、うれしく思っています。
iUはみなさんのホーム。ぜひちょくちょく、キャンパスを覗いてみてもらえるとうれしいですし、残る側としてはキャンパスに来るべきと思ってもらえる場所にすべく、頑張っていきたいと思います。
心より、ご卒業、おめでとうございます!
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